生活支援コーディネーターってこんなことやってます!
2020年6月12日 別所の歴史と地理を学ぶ
別所地域の歴史と地理を知り、地域の方と生活支援体制整備を考える基本を学ぶため、別所町友会老人会相馬会長に案内をしていただきました。
昔、別所~上大岡近辺には捺染工場があり、よく工場の火事もあったようです。 うしろに見える京急線は路面電車でした。 また相馬会長の小学校の頃は1クラス40名で11クラスあったそうです。驚きです。
鎌倉街道の餅井坂(もちいざか)です。
鎌倉古道の餅井坂は港南区最戸2丁目と南区別所3丁目の境にある急坂です。 中世にはこの5丁(約500メートル)ほどの急坂は難所としても有名であったらしく、 文明18年(1486年)京都を旅立った道興准后(どうこうじゅごう)は「廻国雑記(かいこくざっき)」の中で
「行きつきて 見れどもみえず もちい坂 ただわらぐつに あしを喰わせて」
(大意)やっとの思いで餅井坂に来て、餅が食べられるかと思って見回しても餅屋もなくて、坂の泥道に足を取られて難儀した。
という歌を詠んでいます。江戸時代に餅ではなく、甘酒を売っていたのは本当らしく、坂の上には甘酒台の地名があります。
一里塚といって、道しるべのために、大きな松も植えられていました。
白山神社は南区別所地区の氏神さまです。古来より南区別所町に鎮座し、別所一帯の産土神社として崇敬を受けてきました。
明治6年村社に列せられ、明治20年4月社殿再建。 明治41年11月に村内の日枝神社、伊勢社、八幡社、浅間社、山神社の5社を合祀しました。 正式な神社名は「白山社」ですが、通称「白山神社」と親しまれています。
▲白山神社では年1回お祭りが開催されます。御例祭は9月第2日曜日とその前日(宵宮祭)です。
横浜横須賀道路は昭和54年3月竣工です。
水道橋を上から見ることができました。別所も高台が多く車がないと買い物が大変そうな場所が多くあります。
続いて普門院へ。
高野山真言宗寺院の普門院は東照山と号します。東照山普門院の創建年代等は不詳ながら祐鎭(天文20年1551年寂)が開山、慧海(宝暦7年1757年寂)が中興したと言われています。
別所の普門院は別所4丁目町内会の「いっとき避難場所」になりました。また住職と地域の方と一緒に普門院を拠点として「災害支援」を模索し、災害時の知識の啓発などをおこなっていく予定です。
現在、新ホールを建設中で、エレベーターも設置されています。特別な矢切りの漆喰の鏝絵(こてえ)がとても素晴らしいですよ。
地域の資源も生かしながら、高齢者や地域の方々がいつまでも自分らしく生活できるようにみんなで考えていきたいと思います。